漏水調査一覧です。

配管路調査

◇鉄管探知器・ボックスロケーターを用いて水道管路を探します。

非金属管管路探索

◇水道管内に信号音波を流し、信号音波を地表で探知しながら配管経路を探索します。

路面音聴調査

◇　路面に伝播してきた漏水音を探知機により路上探知します。

相関式漏水調査

◇　路面状況や外部騒音等により漏水疑似音の判断が難しい箇所での調査に適しており弁栓等に2基のセンサーを設置し各センサー間で相関処理を行い漏水箇所を判定します。

トレーサーガス漏洩調査

◇　特に漏水音がしないような微量漏水や音聴方式では聞き取りにくい非金属管に専用のガスを注入しガス漏洩箇所を探索します。

空気圧式漏洩調査

◇　コンプレッサー等を用いて空気を配管内に送気し管内圧力の低下を観察し漏水の有無を確認し漏洩区間を判断します。

流量測定調査

◇　車載式電磁流量計や超音波流量計を用いて、配水管等の流量を測定します。
◇　この調査は、電磁流量計を使用して使用水量の少ない時間帯（水使用の空き時間）を選び、区画内に存在する漏水量を把握する作業です。

管路音圧監視システム

◇　多点に設置されたセンサーにより、広範囲の管路施設を効率的に監視します。
◇　無線送受信によりデーターの回収・分析が出来、速やかに異常管路の判別をします。

システム概要

高感度音圧センサーを搭載したロガーを弁栓・消火栓・空気弁など水道管路の付帯設備へ設置します。一定の測定間隔に基づき、”漏水音の最小音圧値”を記録します。
ロガーに記録されたデータは、分析器へ無線で送信されます。
収集されたデータは。専用管理ソフト上で、しきい値に基づき漏水発生を地図上へ表示。また個々のロガーデータのグラフ化・比較・経時変化を視覚的に捉えることができます。継続的な漏水の監視を行い、管路の維持管理を効率的に行うことができます。

上写真（管路音圧センサー設置　状況）

参考資料

デジタル漏水探知機による測定音圧記録による確認作業

　下記写真は、弁栓音聴調査によって捕らえた漏水擬似音上の給水管路をデジタル漏水探知機により一定間隔でピックアップ音圧を記録している場面です。
　収集したデータ記録は、次ページに記載のグラフ及び表で表されます。その値によると測定NO.3付近にて漏水の可能性が非常に高くなっています。

(上写真：音圧ピックアップ状況)

(上写真：漏水確認)